原子力機構、実質無断で汚染水340トンを農業用水に放流
日本原子力研究開発機構から受注した中堅ゼネコンの日本国土開発(東京)が、福島県南相馬市で生じた汚染水340トンを、農業用水に使う川に放流。
原子力機構は、川に流すことを知りながら、同社の計画書を了承し、市に提出していた。
南相馬市によると「排水の説明はなかった。排水されたことも知らなかった」。福島県も説明は受けていないとのこと。
これに対し、原子力機構は、書面での合意はないが口頭で説明しているはず、と反論。
原子力という、人間が飼いならせない技術への不安もさることながら、その技術を担っている人たちに信用を置けない。